大阪市の水道統合を示唆する維新の堺市長。ここ数年が正念場か。

大阪市が企業団に入れば
将来、100%水道料金が上がり
大阪市の水道の財産すべて企業団のものに。
市民にメリットがない!
と、維新以外の会派が約10年前に否決。

しかし急に維新の堺市長が
大阪市の合流は「ハードルは低くない。だが堺市の参加は難しい」と発言。なぜ?

堺市のほうが断然、統合に近い。
堺市は自己水源0%。大阪市は100%。 どちらが資産を持っているのかは一目瞭然。

水道料金も大阪市のほうが安い。

しかし、議会は違う。
堺市は維新過半数ないが、大阪市は維新が過半数。
横山市長が「大阪市の水道を統合する」といえば、すぐに可能。維新次第。

大阪市の水道が危ない。

これまでも大阪市の水道は、企業団・他自治体から欲しがられていた。
人材・資産の宝庫だから。現預金も莫大。

統合されれば、その財産はすべて企業団のもの。 大阪市の財産がまた、吸い上げられる。
堺市長(大阪広域水道企業団長)が観測気球を打ってきた。
多分ここ数年間が正念場だろう。

【日経2023/7/10】大阪府内の水道統合協議、6市と仕切り直し 和泉市除く

一方、企業団にも入っていない大阪市の合流については「ハードルは低くない」としたうえで、「市議会で一度否決されているので、市にどんなメリットがあるのか、課題を解消していくことが必要」と指摘。これまで通り、大阪府などが設置する「府域一水道に向けた水道のあり方協議会」の場で協議していく方針を示した。

また自身が首長を務める堺市の統合について、「将来の府域一水道という方向は企業団で一致しているが、今のタイミングでは議会や住民に説明できるだけの材料がなく難しい」と語った。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF107W60Q3A710C2000000/